沖縄には、300箇所の、慰安婦所があった。
渡嘉敷島にも、一箇所あった。
朝鮮から、連れられて来た、女性が、七名いた。
渡嘉敷島の人は、その女性たちを、知っている。
一人の女性は、16歳の時に、連行された。
道で、赤ん坊を抱いている時に、赤ん坊を、隣に居た、おばあさんに渡されて、連行されたという。
何がなんだか、解らないうちに、慰安婦にされた。
毎日、列をなして、兵隊が来る。
その兵隊を相手に、身体を差し出す。
毎日、泣いていたという。
慰安婦の一人は、高齢になって、渡嘉敷島にいたという。
最後は、病で、亡くなったとのこと。
連行したのは、軍なのか、業者なのかは、解らない。
軍は、業者に、斡旋してもらったはずである。
だが、結果を見れば、あまりに、悲劇である。
中には、慰安婦になり、大枚のお金を得られるという、女性もいたことは、確かである。しかし、そうではない、女性の方が、多かった。
私は、その事実を聞いて、深く、傷ついた。
性的処理のための、女性というのは、あまりに、悲しい。
それで、生涯を終えられたのである。
誰が、責任を取れるのか。
今となっては、日本国が、責任を取るしかない。
しかし、その、戦争責任の保障が、終わっていることも、事実である。
戦争。
戦争である。
異常事態である。
日本軍だけが、慰安婦所を設けたというが、私は、アジアの至る所で、アメリカ兵に、身体を売った女性の話を、聞いている。
慰安所を設けた、日本軍と、慰安所を設けなかった、アメリカとの、違いは何か。
解らない。
しかし、アメリカ兵との、混血の子供は、多い。
ビルマ・ミャンマーでの、日本兵との、混血の子供も、多い。
更に、敗戦後の、沖縄のアメリカ統治の、婦女暴行は、限りなく、混血児も、多い。そして、日本のアメリカ軍の、GHQの時も、混血児が多い。
性的処理にされる、女性は、歴史始まって、以来からである。
日本の、慰安婦問題を、アメリカ議会が、判定する、何物も無い。
私は言う。
戦争という、暴力の前には、何者も、無力である。
そして、戦争を起こすというのは、人類の、定めであり、業である。
その、人間の業を、裁ける者が、いるのだろうか。
生まれて、済みません、である。
人間が、この世にいないことが、理想なのである。
人間の存在は、悪魔の関与であろう。
つまり、人間は、悪魔なのである。
とどの、つまりは、人間が、この世に、存在しているということが、罪なのである。
キリスト教の、原罪という意識は、まさに、悪魔的である。
というより、悪魔なのである。
人間は、悪魔の子であるという。
悪魔の子が、神も、仏も、あるものか。
悪魔は、悪魔である。
結論を言う。
私も、あなたも、悪魔から、出たものである。
つまり、仏陀も、キリストも、悪魔から出たものである。
異存、異議は、あるか。
神仏という、善なるものを、置いて、辛うじて、悪魔の存在である、人間が、生き延びているということである。
おわかりか、愚か者たち。
私も、あなたも、悪魔から、出たものなのである。
神仏は、妄想であり、人間の存在、そのものが、妄想なのである。
これは、大乗仏教の空論に似たものであるが、違う。あちらは、本当に、空論である。
以下、省略。
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