テラの会

 フィリピン・パグサンハン戦没者追悼慰霊

  平成22年3月13-14日


パグザンハン追悼慰霊

 繰り返しになりますが、マニラでカメラを失くしました。そのため慰霊の様子も数枚のみです。

 一日目、パグサンハンの比島寺に参り、慰霊を行いました。

 二日目は、ガリラヤの日本庭園”Japanese garden”でも慰霊しました。


 マニラから市バスで3時間、サンフェルナンドに着きます。

 そこでジプニー(乗り合いタクシー)に乗りかえ、20分でパグサンハンに着きました。

 次の日、徒歩で20分ほど山を登り、谷あいにある比島寺に行きました。

 手狭な敷地に、ぎっしりと慰霊碑が建ち並んでいます。周りは人家で、生活感が漂っています。

 日本兵だけでも50万人の犠牲者を出したといわれる、フィリピン戦線の追悼慰霊を執り行いました。


訪れる人も少ないのか、慰霊碑は色あせ、表面のはがれ落ちたものもあった。


すぐ裏手に洗濯物が干してあった


寺の中は雑貨屋のようになっていた。これだけ維持するので手一杯のように見えた


比島寺の境内は、
子供たちの遊び場になっていました。
やはり、遠いフィリピンの片田舎で、
慰霊のためだけの施設を管理するのは、
たいへんなのでしょうか。

ところが、次の日向かったガリラヤの
日本庭園の追悼慰霊碑は、
とても大きく、清潔で
手入れが行き届いていました。

私たちが訪れた時も、まさに現地の方たちが
おそらく雇われて、除草・清掃作業に
当たっておられるところでした。

ガリラヤの日本庭園は、
アメリカ合衆国より資金提供を受け
造成されたようです。

比島寺の100倍以上の大きさはあるでしょう。
思いがけず、戦勝国と戦敗国の違いを
見せつけられたような思いがしました。

 フィリピンでの追悼慰霊の予定を全て終えました。

 フィリピンには、まだまだ数え切れないほどの、慰霊をする場所があります。

 あちらこちらにあるので、また日を改めて、再訪する必要があるでしょう。

 今回のフィリピンの活動紹介はこれで全てです。残りの写真もご覧下さい→☆☆☆

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