インドネシア イスラム教系ヤヤサン衣服支援
 
Surabaya, Indonesia, clothes support for Children in Yayasan 21.Feb.2011

  平成23年2月21日
    
 

 スラバヤの中心地にある、グンテン・ブサール通り。「大きな市場」という意味です。

 その市場の後ろに、イスラム教系のヤヤサンがあります。

”Yayasan Ummi Fadhilah”といいます。

 インドネシア独立戦争で散華した英雄の墓地へ行く前日、ぐう然見つけました。

 およそ5才から15才の、孤児や、親がいても貧しさから学校へ通わせられない子供たちに、教育を施しています。

 写真を見てもわかるとおり、イスラム教徒のヤヤサン(社会福祉団体)です。

 そこの子供たちに、ぬいぐるみや衣服を手渡しました。

 



宿泊施設はない。ムスリムの貧しい子供のための、寺子屋のようなところ


施設は天井が低く、奥に長ひょろい、うなぎの寝床のような造りだった


少しずつ衣服を渡していく


おおむね静かな、行儀のいい子たちだった


ヤヤサンの職員が来て、子供たちを並ばせる。一人一枚づつ、と言ってもらう


しかしぬいぐるみを渡すと、みんな急にいろめきたった


われ先にと、ぬいぐるみを欲しがる子供たち。一瞬、騒然となった


いつものことながら、ぬいぐるみの威力はすごい。


それから、衣服を身体に合わせつつ、一枚一枚わたす


ムスリムの女の子たちは、なるべく肌を露出してはいけない決まりがあるようだ.半そでには手を出さない


体操着などもあった.女の子たちは、かたくなに長袖しか受け取らない


タオルに宗教は関係ない.新品タオルはみな喜んで受け取った


髪のパッチン止めも、人気があった


はじめは固かった子供たちだが、さいごはこんなに打ち解けた


男の子たちの動きは俊敏で、カメラで追うのもやっと


支援物資を腕いっぱいに抱えた女の子


小さなヤヤサンだが、みんな仲良くやっているようだ


職員の方々に、活動状況をたずね、また相手からテラの会について質問を受けた


ヤヤサンからの帰りがけ、昨日約束しておいた路上生活者と再会した


昨日、手渡した衣服をもう着ている。残った衣服を手渡した

 わたしたちは、意図的に、あらゆる種類の施設をまわり、さまざまな困窮者の住む区域へ足を運びます。

 一か所を見るだけでは、その国、その街の実情が汲めないからです。

 翌朝、インドネシア独立戦争の英雄墓地での慰霊、ならびに通りでの衣服支援に向いました。

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