タイ・ミャンマー国境メーソート

  メータオクリニック支援


   平成25年11月30日  

  Supporting Act for Myanmar Refugees in Maetao Clinic   

  Thailand-Myanmar border
  
30.November.2013
     

 

自由経済へ舵をとったミャンマー。

その広い国土は、多数の民族が入り乱れ、まだまとまっているとはいえません。


元首都ヤンゴンとも、ほど近いタイの街、メーソートには、少数民族の難民や、労働者が流入しています。


そうした人たちを中心に、無償医療をほどこす、メータオクリニックに、支援に訪れました。


ここに来る人は、一様にひどく貧しい


また入れ替わりも激しいため


より多くの、支援を必要とする人々に出会える


入院病棟もあるが、最低限の設備


世界的に名は知られているが、日用品など、支援は常に必要とされている


すでに何度目かの、テラの会の訪問


支援される方も、する方も、一期一会だが、それでいい


互いにすれ違うだけだが、一瞬だけ、衣服などを通して、心通う


はじめは警戒していた人たちも、そのうち笑顔を見せてくれた


経済的に恵まれないタイ人にも、医療が施される


ここの患者は、増えることはあっても


減ったところは、見たことがない


ミャンマーの地方の疲弊が、見るとはなしに見えてくる


貧しさに、底は見えない


日本で想像する貧しさより、さらに過酷な貧しさがある


いつまでも、貧しさを放置しておくのは、それ自体が罪である


貧しい中にも、豊かな国にはない笑顔が・・・、といっていられるのは、余裕がある人だけ


貧しければ、少しの病気でも、治療のすべがない


また衛生状態がどうしても悪くなる.そのため悪疫が広がりやすい


今の日本が豊かなのは、先人が頑張ってくれたからであり


それを当然と考えたとき、凋落がはじまる


私たちの世代には、果たすべき責務がある


それは、アジア一帯でいまだに解決されない、貧困を撲滅することである


それを実行せずして、日本のこれ以上の発展は望めない


日本の経済基盤は、アジアの貧困地域で支えられている


その恩恵だけを受けて、返さないというのでは、将来に禍根を残す


テラの会の活動を通じて、そうした未来のことを、考える足しにしてもらえれば、幸いである

スポーツや、ドラマ、映画や漫画もいいです。


しかし、ときには現実にも、目を向けていいのではないでしょうか。


さて、次は、元日本兵で、メーソートで亡くなられた中野さん宅での慰霊です→☆☆☆

 

テラの会活動報告