チェンマイ メモリアル・コンサート タイ・ビルマ方面戦病歿者追悼の碑に捧ぐ

平成19年11月10日


旅のさいごに、チェンマイの旧市街にあるAUAランゲージセンターのホールを使い、チャリティー・コンサートを催しました。

「追悼の碑」の管理のために、掃除や除草作業などをして下さっている学校関係者の方や、学生たちに、寄付金を少しでも役に立てて欲しいとの思いから、このコンサートを企画しました。


とっくりと日の暮れたチェンマイの街かどにぞくぞくと人が集まってきます。日本の歌のコンサートなので、タイの方は無料で招待したのですが、どうしても入場料を払いたいというタイの方もおられ、事情を説明して納得していただきました。

日本で行うコンサートとは何もかもかってが違います。何が起きるかわからない、はらはらどきどきの興業です。

北部タイの日本人向け無料情報誌「ちゃ〜お」でも今回の公演について、とり上げていただきました。

※実はこの受付のテーブルのいすには猫が眠っています。そんなこともタイならでは。


さいしょにタイのプミポン国王の愛唱歌を参加者全員起立の上拝聴し、その後演歌師・木村天山が「君が代」を独唱しました。

その後、こんかい寄付をする慧燈財団のチェンマイ事務局長、小西氏より、慧燈財団の設立の経緯、活動状況などについてお言葉をいただきました。

慧燈財団では、教育里親制度、追悼の碑や梵鐘の維持管理、日本語学校運営、遺骨収集などを行っています。

里親は随時募集中ですので、かん心をもたれた方は、オフィスTW2まで、電子メールでご一報下さい→★

小西氏より木村へ、慧燈財団の初代理事長、しらべ かんがさんの著書「天皇さまが泣いてござった」を贈呈していただきました。


近頃あぶらののってきた名ギタリスト、千葉真康のギターにのせて、木村天山が歌います。「影をしたいて」「惜別の歌」などの名曲が、日本できくのとはまた違う、深い味わいをもって心に響いてきます。

タイはおもしろい国で、日本でいえば三橋美智也のような往年の歌手の演歌を、若い人でも違和感なくきいています。もちろんポップスもありますが、ルークトゥン、モーラムなどといわれるタイの演歌をみんな熱心にきいているのです。

※コンサートのしめくくりとして、「昴」を熱唱する木村天山。「昴」はタイでもとても有名な歌で、仏教を日本に伝えるために、盲目になりながら海を渡ったという鑑真和尚をモデルにした歌だということです。このコンサート、それから追悼慰霊をしたこんかいの旅のさいごにふさわしい歌だと思いました。(オフィスTW2 野中)

そんなお国柄だからでしょうか、こんかいの曲目に選んだ昭和歌謡が、とてもよく似合いました。お客さまにも喜んでいただき、来年もやることになりました。来年のチェンマイ公演は6月あたりの予定です。日取りが決まったら、このホームページで告知いたします。

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